Erykah Badu

音楽
アメリカのエリカ様

エリカ・バドゥ(Erykah Badu) 1971年、アメリカ生まれのネオソウルの女性シンガー。
下記の動画は Tokimonsta のリフでも使われている Bag Lady。

Erykah Badu – Bag Lady (Official Video)
歴史の昇華

アフリカ系で女性であるということは米国で二重のマイノリティを意味する。ソウルレディたちのパワーの源泉はそこにあると言っても過言ではない。エリカ・バドゥがすごいのは美人でファッションもカッコよく歌も上手いからなのもあるが、そのアフリカ系の意識に目覚めた精神を政治的に過度に煽ることなく芸術で通奏低音のように表現するからである。

日本人でこれらのアーティストを聞く意義は、共感することにある。自分たちのルーツを見つめ、静かに抵抗する姿を芸術に昇華することが、国を超えて、民族を超えて、魂の叫びが、聴いてるものの心を掴む。

ソウルを聞く醍醐味はここにある。

初めてネオ・ソウルを聞くのにぴったりなアルバム

ボーカロイドとの対極のオーガニック系であるが、静かに優しく心に語りかけて欲しい歌を聞くのに、そして入門に相応しいアルバムである。曲名 On and On などが聞きやすいと思われる。どうしても時代的にこの辺りの音は日本のChara なんかの感覚に近いような気がするが、それゆえに日本人でも聞きやすいと思われる。

2017年10月のソウル・キャンプ @豊洲PIT

このような濃密の空間のライブを体験したのは初めてであった。エリカ様の歌もコーラスも、バックも何もかもが上手くてすごい。グァルディオラ時代のバルサのサッカーのような完璧な構築物であった。あのレベルのライブに遭遇するのは人生でそう何度もお目に書かれるものではないだろう。アメリカの音楽文化の高さに脱帽した一夜であった。

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