ガンズ・アンド・ローゼズ Guns N’ Roses GN’R

音楽

1980年代後半の世界最高峰のロック

とりあえず、ガンズと言えば、上記の3枚。アペタイトフォー・ディストラクションとユーズ・ユア・イリュージョンで決まり!である。

時代背景は、日本では BOØWYMARIONETTEを発売した1987年に、ガンズはSEX・金・ドラッグ、所謂ハリウッド的価値観を持った、いや世界の道徳観を攻撃する暴力満載の美学に満ちた破壊の化身 Appetite for Destruction を発売した。何故 ROCK が世界の若者を惹きつけるかはこのアルバムの美しい暴力性が証明している。まさかガンズが道徳臭い、しみったれた、小便くさくて疣痔持ちの「頑張れソング」的な精神の持ち主であれば、タトゥーもドラッグもなかったし、イカれた発想の曲も編み出せない。彼らの感性の狂気に満ちた(日本的かつ小市民的価値観から見れば袋叩きに非難されそうな)現実が、スラッシュのギターやアクセルの歌詞を生み出しているのが、このバンド最大の魅力である。

Appetite for Destruction

ガンズ最高のアルバム。発売当初はジャケットが問題になり(ロボットが女性を襲う上記の絵)、アクセルのタトゥーに書き換えられた。しかし問題になったジャケットのような絵の構成は当時流行っていて(性的に際どい構図、つまり春画の洋版)、原宿のラフォーレに春画 T シャツとしてたくさん売っていた。

Appetite for Destruction の1曲目はたまにクラブでテクノ REMIXで使われる「Welcome To The Jungle」である。下ネタセクシー系の歌詞で「俺の蛇ちゃんが」などと言うのもご愛嬌の一つだが、やはり既存の価値観への攻撃、おそらくピューリタン的なものへの、いやそれはアメリカの建国した人たちの価値観への攻撃になるのだが、精神の牢獄への攻撃をギターというマシンガンでスラッシュがイントロからぶっ放しているのが痛快である。

日本的な視点では、「It’s So Easy」は有名過ぎてタモリ倶楽部の空耳アワーで安西先生が「足を刺されりゃ、そりゃ痛い」とか聞いて静かに泣きながら笑っていたのを思い出すからやっぱり平和ですなあ。

Appetite for Destruction 参加メンバー 最強面子

・アクセル・ローズ(W.Axl Rose ,Vocal)
・スラッシュ(Slash ,Guitar)
・イジー・ストラドリン(Izzy Stradlin ,Guitar)
・ダフ・マッケイガン(Duff McKagan ,Bass)
・スティーヴン・アドラー(Steven Adler ,Drums)

Appetite for Destruction の後にイジーが抜ける

個人的にはイジーが抜けて心配だったのだけど、その後、見事に崩壊へ。それがまた美しい。この時期あたりまでのガンズのアクセルのイメージは当時流行っていた漫画「BANANA FISH」のイメージとダブり、まさにLAのワルそのものである。

初期メンバーの美しい頃の、そしてパワー溢れる Welcome to the Jungle

Use your illusion 1, 2

イジーが抜けるあたりのアルバム。イジーが後に語ってるように5人のバンドではなく、ホーンやコーラスまで増えた大所帯に。。

Knockin’ on Heaven’s Door あたりはポール・マッカートニーの曲だから素晴らしいものの、だんだんとそれまでのガンズとは違和感を感じる展開に。しかしながらイジーの最後のアルバムでもあり、ギリギリの地点で緊張感は保つアルバム。You Could Be Mine が最後の徒花か。個人的にはDon’t Damn Me も捨てがたい。

Use Your Illusion World Tour 1992 東京ドーム

このツアーはやたら開演までの待ち時間が長くて(他のバンドでは灰野敬二も長かった)、中止か?と思ったが、それでもなんとか開始された公演開始直後、観客の一人が興奮してフェンスに登り出し、ライターで火をだし、振りまわしてるところで警備員に捕まり、つまみ出され、ライブ会場から Knockin’ on Heaven’s Door 状態になったことを覚えている。

名曲揃いのショーとしては素敵であったが、ガンズの持っていた感性(よろしくない悪のオーラの発散)の表現としてのライブとしては、既にガンズは存在していなかった。。。


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