ヒロシマ・モナムール(Hiroshima mon amour)

poem
私のことを忘れないでおくれよ。
私はあなたの原爆に人生を変えられたの。

8月6日午前8時15分に。

親や恋人、友達も、皆殺したでしょ。
私からは顔を奪ったでしょ。
大火傷とケロイドをくれたわね。
それでも私はなんとか生きてるの。

男たちは私の後ろ姿を見て寄ってくるけど、
顔を見ると「化け物」と言って逃げ出すわ。
街を歩いてると石を投げられる。
おかげで誰も私を強姦しようとしないわ。

なぜ私を何度も殺そうとするの?
なぜ私を何度もいじめるの?
私は生きていてはいけないの?

せめてそっとしておくれ。
困ってる人たちに寄り添っておくれ。
もう黒い雨は降らせないでおくれ。

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